【質問】スマートロック(電子錠)はドアノブ型の鍵にも交換出来るの?

防犯性能と利便性を兼ね備えたスマートロック(電子錠)ですが、

いざ導入を検討しようとした時に気になるのが、目的のドアに設置可能かどうか?ということだと思います。

今回はドアに付いている既存の鍵がドアノブ型だった場合に、スマートロックへと交換出来るのかどうかについて

解説していきたいと思います。

目次

ドアノブ型の鍵とは?

ドアノブ型の鍵というのは、握り玉形状でその中心に鍵穴があるタイプの鍵です。

ドアの施解錠はキーで鍵を操作し、ドアの開け閉めはノブを左右にひねる(回す)ことによって行えます。

比較的築年数の経った古めの家や集合住宅、ビルなどに設置されているのを見たことがあるのではないでしょうか?

ちなみに余談ですが、ドアノブ型以外には最も普及している「レバーハンドル型」や

築年数の浅いマンションなどでよく見かける「プッシュハンドル型」など様々なタイプの鍵があります。

ドアノブ型でもスマートロックへ交換は可能?

まず結論を言うと、一般的なドアノブ型の鍵がドアについている場合、

スマートロックへの交換はそのままでは出来ません。

これはドアノブ型の鍵とスマートロックの互換性がないことが理由になります。

そのままでは交換出来ないと書いた理由は100%不可能ではなく、

これから説明する方法を行えばスマートロックを導入することが可能になるということでもあります。

スマートロックを導入する方法はたったの2ステップ!

ドアノブ型の鍵がついているドアにスマートロックを導入する方法はいくつかあるのですが、

ここでは最も現実的に採用される方法についてお伝えしたいと思います。

この場合はドアに加工穴をあけたり、鍵の知識がある程度必要になる可能性もありますので、

その場合は、カギ屋さんなどの専門家による施工や相談が必要になりますね。

ただどのような手順で、どんな風にスマートロックを設置するのかを知っておくことで、スマートロック導入後のイメージもしやすくなりますし、

専門家に相談する際にもスムーズに話を進められると思いますので、ここで確認しておきましょう。

手順1. 既存のドアノブ型の鍵を空錠にする

まずは既存のドアノブ型の鍵をドアノブ空錠(くうじょう・そらじょう)に交換します。

ドアノブ空錠というのはドアノブの中心に鍵穴がないタイプのドアノブです。

これはネットでなくとも、ホームセンターやちょっとしたDIYコーナー等にも売ってますね。

鍵穴がありませんのでキーでの操作は出来ませんが、

ドアノブを回すことによりドアそのものの開け閉めは行うことが出来ます。

要はこの段階で、既存のドアノブの鍵機能を無くし、ドアノブを取手としてだけ機能するように変更します。

ドアノブに鍵がついていると、なんかの表紙で鍵をかけてしまうと、入室が困難になりますから「念の為」です。

そして肝心のスマートロックは、その空錠ドアノブ上部の使いやすい高さの位置に、新規で取付けを行います。

手順2. スマートロックを取付ける

スマートロックには様々な種類の製品がありますが、基本的にドアに新規で取付けが行えないものはほとんどありません。

もちろんドアには既に手順1によって空錠ドアノブ(取手)が付いていますので、

レバーハンドルと一体型のスマートロックなどは不要になります。

たとえば、こういった製品です。

これはエナスピレーション社の補助錠型スマートロック、EPICシリーズの1つです。

購入者の口コミ:これ良いわぁ~!ドアノブに手をかける寸前に、ロック解除される事に感動を覚えます。32ミリのホールソー買ってきて、わりと簡単に取り付けられました。取り付け説明書は、スペーサーを間にかます事を前提として書いてないので、それが唯一手戻りした箇所です。指紋認証も正確だし、お値段もそれほど高くないし、買っても損ないものだと思います。

購入者の口コミ:2台目です。1台目は自宅に取り付けたのですが、あまりにも便利なので仕事場にもつけちゃいました。ドアが内開きなので、枠側につけてみました。ばっちりです。

こういったタイプの製品であれば、ドアノブとは離れたところに設置するだけなので、

ドアノブ型の玄関でも十分に対応可能になりますね!

ちなみに「こちらの記事」では、ドアノブ型のおすすめに別の製品を紹介させていただいておりますが、

それはあくまで「適合性」を意識して紹介してありますので、「補助錠でも問題ないよ」って方であれば

今紹介したEPIC製品もおすすめです。

ただし、こちらはあくまで「補助錠」になりますので、数ある補助錠製品の中から

気に入ったものを選ぶことをおすすめします!

補助錠を設置する際、スマートロック以外にも関連した部品(錠前部品)や加工が必要になる場合がまれにあり、

当然そのドアに適した部品を選ぶ必要はあるわけですが、

その時は専門家に相談するとすぐに何が必要か分かりますので、上のような補助錠型製品である限りは

取り付けに関しては、そこまで心配する必要はありません。

完成!!

さて、専門家によるスマートロックの取付けが終わったら、完成です。

最終的には鍵穴のないドアノブ(空錠ドアノブ)の上部にスマートロックがついているようになります。

使い方は通常のキーレス化されたドアと同じで、スマートロックに暗証番号を入力したり、

登録したICカードをかざして鍵を解錠し、鍵が解錠されたらスマートロックの下にあるドアノブを使ってドアを開けます。

メリットとデメリット

今回のドアノブ型タイプの鍵からスマートロックへの導入のメリットは

スマートロックを導入した時に得られるメリットと同じで、防犯性を高めつつ、利便性が向上するということと、鍵を紛失するトラブル等がなくなるということです。

設置するスマートロックの製品によって異なりますが、暗証番号や各種ICカード、おサイフケータイ機能付きのスマートフォンでの鍵の施解錠操作が出来るようになりますので、キーレス化によって日常生活がより便利になりますね!

一方デメリットとしては導入する際に専門家の施工が必要なこと、

スマートロック以外にも錠前部品購入にかかる費用が発生することなどです。

ただ、ドアそのものを交換するよりは遥かに安くスマートロックを導入出来ますので、

それと金額だけを比較すると、デメリットすらもメリットになるとも言うことができますね。

まとめ:ドアノブ型でも取り付けは可能!

今回は「ドアについている既存の鍵がドアノブ型の場合は、スマートロックを導入することができるのかどうか?」ということについて解説しました。

そのまま簡単に交換できるわけではありませんが、鍵の知識を持って工夫することによって問題なく導入が可能になります。

スマートロックに興味があったけど今まで諦めていた人や、

これから導入を検討している方は参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

スマートロックが多くて困っております。忖度無く比較してみています。

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