【22年5月更新】【簡易スマートロック】SADIOT LOCKの使い心地や評判【ユーシン・ショウワ】

こんにちは!

このサイトでは今までに沢山の種類のスマートロックを紹介してきました。

ですが、今やスマートロックは逆に沢山の種類がありすぎて

具体的にどのスマートロックを選ぶべきか?というのは一番悩む部分だと思います。

特に初めてスマートロックを購入する場合はどれが自分に合っているかが判断しづらいことも多く、

悩みながら購入した製品に、結局満足出来なかったという失敗談もよく耳にするんですよね・・・。

それは「楽天」や「Amazon」などのショッピングサイトに掲載してあるレビューを見ても明らかです。

そのくらい、スマートロックというのはまだまだ発展途上であり、伸びしろが期待されている部分でもあります。

そこで今回は「手軽に設置出来ること」で評判の、ユーシン・ショウワ社の「SADIOT LOCK」の機能や使い心地、また評判などを中心に紹介していきたいと思います。

結果的に少し辛口の評価になりましたが、スマートロック購入を検討している人には参考になると思いますのでぜひ最後まで読み進めてみて下さいね!

目次

老舗の錠前メーカー「ユーシン・ショウワ」 

先に簡単にユーシン・ショウワについて解説します。

ユーシン・ショウワは1923年創業の日本の老舗錠前メーカーです。

美和ロック・ゴール・アルファ・ウエストなどの大手錠前メーカーと並ぶ歴史ある企業で、

いろんな場所でユーシン・ショウワ製の錠前を、日常で気に見かけることが出来る程のシェアを持っています。

SADIOT LOCKの機能・特徴 

ユーシン・ショウワが開発したSADIOT LOCKは、スマートロックの中でも電動サムターンタイプになります。

電動サムターンとはドアの内側の「つまみ(サムターン)」にスマートロック本体をかぶせるように設置して、

サムターンを動かす仕組みのスマートロックです。

ドアの内側のみに接着テープで貼り付けるタイプの製品になりますので、

簡易式スマートロックと言っても過言ではないでしょう。

SADIOT LOCKの解錠方法 

SADIOT LOCKの解錠方法は専用アプリ・リモコンキー(オプション/SADIOT LOCK Key)の2パターンです。

厳密に言うとドアの外側の鍵(シリンダー)はそのまま残りますので、既存のキーでも解錠することは可能です。

専用アプリを使って解錠する方法は、アプリを開いて直接解錠操作を行うか、

ハンズフリー機能の設定をオンにして、ドアに近づいたら自動で解錠する、いわゆる「手ぶら解錠」方式の2つです。

暗証番号入力や各種ICカード、おサイフケータイ機能での解錠操作は対応していませんので、注意が必要です。

施錠方法

施錠は基本的にはオートロック機能によって自動施錠されます。

またオプションのSADIOT LOCK Hubを購入して設定を行えば、

オートロックモードではない時に鍵を閉め忘れてしまった際に

「ドアから150m離れた時点で、スマホの専用アプリがGPSを検知し締め忘れを通知してくれるか、もしくはその場で自動施錠してくれます(※設定によります)。」

履歴を確認出来る

専用アプリでは施解錠の履歴を確認することが可能です。

さらに前述したオプションのSADIOT LOCK Hubを使えば、外出先でもリアルタイムで施解錠の情報を通知してもらうことが可能です。

合鍵をアプリ上で作成可能

専用アプリでは合鍵(権限)を作製し、それを他のスマートフォンに送ることが出来ます。

利用期間を設定出来るゲストキーも作成可能で、特定の状況では大いに役立つ機能です。

1ドア2ロック対応 

一つのドアに鍵(シリンダー)が2つ付いている場合も、SADIOT LOCKを2つ設置すれば

専用アプリで同時に操作することが可能です。

また、カラーは白と黒の2色展開となっています。

ハッキング対策済み

SADIOT LOCKは通信技術を用いたIoT製品ですが、独自のセキュリティチップを搭載しており、ハッキング対策が行われています。

これはSADIOT LOCK本体だけでなく、オプションのSADIOT LOCK HubやSADIOT LOCK Keyも同様です。

取付けが簡単

対応しているサムターンへの取付けはドライバー1本で行うことが出来ますのでとても簡単です。

しかし両面テープでの取付けとなりますので、いかに強力なテープと言えど、接着力はドアの素材や表面の形状によっても左右されますので

定期的なチェックは行っておくことをおすすめします。

専用アダプタが追加で発売されました。

SADIOT LOCKの本体価格は?

2022年6月現在、SADIOT LOCKの本体価格は、13,200円です。

その他オプションセットの販売もあるのですが、例えばオプション4点セットの場合

2万円以上の総額となりますので、それであれば簡易式スマートロックではなく、

シリンダー交換型のもの、もしくは補助錠タイプの製品を購入して

長く安心して使えそうな製品を選んでいくのが良いかと、個人的には考えています。


実際の使い心地

やはり価格が安い分、かゆいところまで完璧に掻いてくれるわけではありませんが、

それでは実際の使い心地はどうなのでしょうか・・・。

SADIOT LOCKの使い心地に関してですが、完全なキーレス化を実現することが出来ないことが

やはり他の簡易式スマートロックと同様、マイナスポイントであると思います。

もちろん、専用アプリとSADIOT LOCKが正常に動作している場合は従来の物理的なキーを持ち歩く必要はありませんが、

万が一の不具合のことを考えると、従来のキーは非常用として持ち歩くか、もしくは玄関にキーボックスを設置して、どこか見えない場所に常に置いておくなどの対策が必要と言えます。

またスマートフォンのOSや機種によって反応の差が出ていると報告がありますので、

特定のスマートフォンでハンズフリー機能が反応しない可能性があることも購入前には確認しておきたいところです。

これはおそらくBluetooth通信に関係する相性の問題だと思われます。

防犯面から見ても、ハッキング防止のセキュリティチップは安心出来ますが、

このSADIOT LOCKを導入したからと言っても、玄関の防犯性そのものが向上するわけではありません。

こういった簡易型スマートロックは、利便性が向上するという目的に最大限寄り添った製品です。

ただオートロック機能に関しては、鍵の締め忘れを防ぐことが出来ますので

従来の鍵よりは安心出来ると言えるかと思います。

まとめ:SADIOT LOCKの総評

ということで、日本を代表する老舗錠前メーカーのユーシン・ショウワのスマートロックということで期待しましたが、

評価はやはり低くせざるを得ません。

ただし、その分価格は安いので、やはり「安いものには何かしらの理由がある」という点を割り切って導入する必要があるでしょう。

また、低評価の理由はSADIOT LOCKのコンセプトや実装している機能は特に目新しいものがないことに加え、

比較すると、機能面では他の新興スマートロックメーカーよりも劣っているからです。

そもそもユーシン・ショウワが、この簡易的な電動サムターンタイプのスマートロックの開発に踏み切ったことが業界では驚きに値するものであり、

本来であれば老舗メーカーとしての膨大なノウハウを活かして、本格的なスマートロックを開発すべきだったのかもしれません。

とはいえ、賃貸アパート住まいの方や、収入が低めの若年層世代は割りとこういった簡易型を導入している事実もあります。

本格的なスマートロックはそれこそ、本製品と比べると2〜3倍以上も高くなっていますので、

その差が受け入れられなければ、SADIOT LOCKでも十分検討する余地があるかと思います。

とはいえ、こういった簡易スマートロックを国内大手メーカーが製品のラインアップに入れること自体は評価できるのではないでしょうか。

簡易スマートロックの発展に寄与する開発となれば、今後はもっと優れた商品が出てくるかもしれません。

今回のSADIOT LOCKに関して本音を言ってしまうと、

確かに国産の簡易式スマートロックとしては一番安い価格帯にはなるのですが

外国産の製品では他にもっと安く、性能も実績も優れたスマートロックがすでにありますので

どうしても「中途半端な製品」という感じが見受けられます。

↓オプション3つ

どんなユーザー層をターゲットにしたのか、またどれだけの売上を見込めたのかもちょっと曖昧ですが・・・。

なんというか「この製品でなければならない!」という決定的な理由に欠けるのは事実です。

今回は少し残念な評価になりましたが、資金力と歴史のあるメーカーさんかと思いますので、

今回の経験を活かした、次回の新製品には期待できるのではないでしょうか。

またあくまで個人的な考えですが、現段階で利便性のために玄関ドア錠を1万円ほどで交換したい場合、

スマホ解錠以外の、暗証番号で解錠するタイプなどの製品を購入するのが良いのかと思います。

スマートロックでは3万円以上出すとそれなりに良い製品が手に入りますが

1万円以下の場合は下手にスマホ解錠にこだわることなく、製品を選んでいくことが

最終的には満足度を高める選択になるのかなと思います。

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この記事を書いた人

スマートロックが多くて困っております。忖度無く比較してみています。

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