突然スマートロックが開かなくなった!
そんな時、あなたならどうしますか?
誰でもそうですが、きっと焦って心臓がバクバクして、パニックに陥ることでしょう。
でも大丈夫!安心して下さい。
深呼吸をして、この記事を読み勧めて下さいね!
こんなトラブルのときに何よりも大切なのは、焦らず適切に「その原因を探ること」です。
スマートロックも製品である以上、ある程度のトラブルは考えられます。
従って、スマートロックが開かなくなってしまったからといって単純に故障だと結論づけてしまわずに、
しっかりと確認すべき事をチェックしてから、問題の解決を図りましょう。
今回はスマートロックを利用している方や、今まさにスマートロックが動作しなくて困っている方向けに
確認すべき4つのことを解説します。
この記事は今後、スマートロックの導入を予定している方にも参考になると思いますので
ぜひ最後まで目を通しておいて下さいね!
1:電池切れの可能性
まず疑うべきは電池切れです。
これはスマートロックのトラブルで一番多いケースになりますので、最も可能性が高くなります。
基本的にスマートロックには、完全に電池切れになる前にアラーム音などでお知らせする機能や補助バッテリーなどが搭載されています。
ただしそれを無視して放置していると、まれに完全に電池切れとなり、使えなくなります。
電池切れかどうか確認する方法
まず目の前のスマートロックが反応して操作音、もしくはモーター音が少しでもするか確認してみましょう。
もしそれらの音がなっている場合、完全な電池切れは否定することが出来ます。
この場合には他に原因がある可能性がありますが、
その一つに電池残量が少なくなってスマートロックを動作させるだけの電力が供給されていないということも考えられます。
その場合は何度か解錠操作を試してみて下さい。
それでも解錠出来ない場合は、完全な電池切れの時と同様に、以下の非常解錠時の操作を試してみましょう。
非常解錠操作(外部電池供給タイプの場合)
スマートロックには電池切れの際に非常解錠機能が付いています。
その一つが、外部から直接電力をスマートロックに供給して一時的にスマートロックを操作可能にするというものです。
この場合は一般的には9Vの角型乾電池を使用します(※製品によって異なる場合があります)。
9Vの角型乾電池はコンビニでも売っていますので、
それが準備出来たら、スマートロックの本体をよくチェックしてみましょう。
角型乾電池をあてることが出来るような金属で出来た2つ並んだ部分があると思います。
やり方は、基本的にそこに乾電池を当てるだけになります。
適切に乾電池を当てられている時、理論上はスマートロックに電気が供給されることになっていますので、
あとは通常時と同じ操作で解錠することが可能です。
もし乾電池をあてる場所が分からなければ、その場でインターネットを使ってスマートロックの品番を検索すれば
説明書に場所が書かれていると思います。
ちなみに、適切に乾電池があてられていても接触の関係でうまく動作しない場合がありますので、
焦らずに角度などを変えながら試してみましょう。
非常解錠操作(非常用キータイプの場合)
スマートロックの非常解錠機能には他に非常用キーで操作する方法があります。
これはそのキーを持っていないと対処出来ませんが、
もし手元にある場合はスマートロック本体に付いている鍵穴を探しましょう。
スマートロックの種類によっては、鍵穴を隠す為にカバーがつけられて分かりづらくなっているケースもあります。
カバーがある場合、それを外すツメの部分があるはずなので、それを目印にして探してもいいかもしれません。
そして鍵穴を見つけたら、後は非常用キーを奥までしっかり差し込み、左右どちらかに回します。
適切な方向に回せている場合は鍵が解除された手ごたえがあると思いますのですぐに分かると思います。
ちなみに、スマートロックをおサイフケータイ機能付きのスマートフォンをかざすことによって操作をしている場合は
スマホ自体のバッテリーも残っていることを確認しましょう。
ご存知と思いますが電源が入っていない場合、スマートフォンをかざしても操作出来ません。
2:登録を削除された可能性
電池切れの次に可能性が高いのは設定が変更されて、暗証番号やキー(ICカードやスマートフォン)の登録が削除されてしまっているケースです。
この場合は操作音がなりますが、登録がない状態なので、エラーになります。
もしその疑いがある場合はスマートロックの設定を行う管理者が家族内やオフィスにいるはずですので、
その人に連絡して確認しましょう。
もし自分以外に設定などを変更する人がいないという場合は、
この可能性は否定できますので、以降の項目を確認してみて下さい。
3:ドアの建付けが原因の可能性
意外と鍵が開かないというトラブルで多いのが、ドアの建付け不良が原因となっているケースです。
これはスマートロック以外の普通の鍵でも起こるトラブルになります。
鍵とドアは一見あまり関係ないかと思うかもしれませんが、
実はドアの建付けというのは、鍵をスムーズに操作する上でかなり重要な要素になっています。
まず大前提としてドアの建付けは年数が経つごとに悪くなり、ミリ単位でドアが正常な位置からずれていきます。
もっと具体的に説明すると、ドアがずれるというのはドアが少し垂れ下がったり、左右にずれているケースです。
またスチール製のドアの場合、直射日光があたって熱で膨らむということもあります。
これらのケースはドアをよく観察すればドアを収める「枠」の部分とドアとの間の隙間がなくなって接触しているのですが、
ミリ単位ですので分かりづらい場合もあります。
ドアの建付け不良時の対処法
ドアの建付けが原因でスマートロックが開かない場合は、スマートロックからは正常な時と同じ解錠音がなります。
鍵が解錠出来ない理由は不要な圧力がかかっていて、スマートロックのパワーではカンヌキ(デッドボルト)と呼ばれるドアから枠の穴に差し込まれる部品が動かないからです。
従ってドアを持ち上げたり、左右どちらかに力を加えてずらしたり、
はたまたドアを押し込んだり、逆に引き込んだりしながら、
スマートロックの解錠操作を行うと、圧力がなくなることで鍵が解錠できるようになるかもしれません。
ドアのどの方向に不要な圧力がかかっているかが分からない場合、上下・左右・前後の6パターンを試しましょう。
場合によっては斜めに圧力がかかっているケースもありますので、
ドアを上に引き上げながら、さらに前に押し込むというパターンが正解も場合もあります。
これが上手くいき、鍵が開けられたとしても、もう一度ドアを閉めると同じ状況になりますので注意しましょう。
この場合は、ドアの建付け修理が必要になります。
4:本体故障の可能性
これまで解説したいづれかの方法を適切に行っても鍵が解除出来なかった場合は
2種類の故障が原因として考えられます。
一つはスマートロックそのものの故障です。
もう一つはドアの中に組み込まれている錠前(鍵の本体)の故障です。
この場合はどちらのケースであっても、一般の人には解錠は出来ませんので
カギ屋さんに連絡して対応してもらうようにしましょう。
スマートロックの故障の場合、専門家であるカギ屋さんの特殊な技術を使うことによって、鍵を解錠することは可能です。
ただしドアに組み込まれている錠前本体の故障の場合は、カギ屋さんでもある程度の経験がないと難しい場合があります。
ただし適切な技術と多くの経験があれば、時間はかかりますがドアを傷つけることなく、鍵の解錠は可能になります。
補足
ここまで4つのスマートロックが開かなくなる原因(可能性)をお伝えしました。
稀なケースですが複数が同時に起こるケースもあります。
例えば電池切れしていて、且つドアの建付けも悪いケースです。
この場合はそれぞれの対処法を2つ同時に行う必要がありますので、難易度はあがります。
もしどうしても自分だけでは対処できないという時は、無理をせずにカギ屋さんに来てもらうようにしましょう。
まとめ
スマートロックのトラブルは適切に設置されていればそのほとんどが電池切れが原因となります。
従って電池残量の管理はしっかり行うようにしましょう。
最後に念のために書きますが、
特にスマートロックだからと言って普通の鍵よりトラブルの頻度が多いということではありません。
普通の鍵の場合は鍵穴への異物混入(ホコリやチリなど)や内部の小さなパーツの破損など、
他の要因により鍵が開かなくなるケースも、実はたくさんあるからです。
どちらが優れているかということは、どの観点から比較するかによって答えは異なってしまいますが、
スマートロックは防犯性と利便性を兼ね備えた鍵なので、今後もさらに普及していくことは間違いありません。
もしこれからスマートロックの導入を検討している方は、
本サイトを参考に、目的にあった適切な種類のスマートロックを購入するようにしましょう。
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