簡単に自宅やオフィスをキーレス化することができ、
その便利さと高い防犯性で広く普及しつつある、話題のスマートロック。
上位モデルは少し価格が高く、それがネックとなって導入を躊躇している人もいると思います。
ということで今回は、スマートロックを導入したい・・・、
でも出来るだけ費用を抑えたい・・・という方向けに、
3万円以内で購入出来るスマートロックをご紹介し、その機能面などを比較してみたいと思います。
スマートロックはいろんな製品が販売されていますが、
「3万円以下という低価格で、このクオリティであれば納得できる」というテーマで選んだスマートロックになりますので、
これから購入を検討している方には参考になると思います。
併せて実際に利用する際の注意点についても言及していますので
それらも確認しながら読み進めていただくと、より理想に近いスマートロックを探すことが出来ると思います。
Manhaoya デジタルドアロック
価格:12,000円前後
利便性(低い⇔高い):☆☆☆
耐久性(低い⇔高い):☆☆
導入のハードル(高い⇔低い):☆☆☆☆
運用管理の手軽さ(難しい⇔容易):☆☆☆☆
対象:一般家庭
おサイフケータイ機能付きスマートフォン:未対応
専用スマートフォンアプリ:あり
自動施錠(オートロック機能):あり
リモコン操作:なし
1ドア2ロック対応:なし
電池切れの解錠操作:非常用キーもしくは外部電源供給
こちらの製品は、見た目こそ上位モデルにもあるようなスマートロックですが
その金額はなんと、約12,000円という激安の製品です。
値段こそ安いですが暗証番号や付属のカードで施解錠でき、
さらに自動施錠(オートロック)機能もついています。
特徴は専用アプリと連動させれば管理者が1回限り使える暗証番号や、
利用期限が設定された暗証番号を発行できる点です。
これにより特定のシチュエーションでも便利に使うことが出来ます。
海外製のため、国内のおサイフケータイ機能には対応しておりませんので
普段は付属のカード、もしくは暗証番号での解錠操作がメインになります。
おすすめ出来るポイントは非常用のキーがついており、
何かトラブル時でもそのキーを使えば解錠操作が出来る点と、
スマートロックでは珍しく電池切れの際にUSBポートからの電力供給が出来る点です。
価格の割には痒いところに手が届くスマートロックになっていますが、
海外製だからというわけではありませんが、値段が圧倒的に安いということもあり
耐久性には少し心配なところがあるかもしれません。
やはり機械製品でこの価格帯ですと、基本的には壊れたら買い換える「消耗品」と捉えて購入すべきと言えますね。
設置する場合は、なるべく雨などにあたらない環境を選ぶようにしたい製品です。
高齢の母が、鍵のありかが、よくわからなくなるため、鍵が無くても大丈夫なこの商品を購入しました。
商品を購入する前に①現在の扉に設置する場合、右ハンドルがいいのか?左ハンドルがいいのか?②現在のドアノブの穴あき位置と、この製品が合致しているか?
その確認はよくしておく必要があります。
拙宅では、元のドアノブの穴あきがわずかで、この製品を差し込めなかったため、業者さんに来てもらい、穴を広げてもらい設置できました。
電池タイプで電池切れが懸念されますが、数字キーを押すと都度、電子音が鳴り、押せているかどうかの確認ができるのは、高齢者には安心かもしれません。
Qrio LockスマートロックQ-SL2
価格:25,000円前後
利便性(低い⇔高い):☆☆☆☆
耐久性(低い⇔高い):☆☆☆
導入のハードル(高い⇔低い):☆☆☆☆☆
運用管理の手軽さ(難しい⇔容易):☆☆☆☆
対象:一般家庭・小規模オフィス
おサイフケータイ機能付きスマートフォン:未対応
専用スマートフォンアプリ:あり
自動施錠(オートロック機能):あり
リモコン操作:可(オプション)
1ドア2ロック対応:可(オプション)
電池切れの際の解錠操作:既存の鍵
このスマートロックはスマートフォンアプリと連動した電動サムターンタイプになります。
ドアの外側の鍵(シリンダー)はそのままで、
内側のサムターン(つまみ)に両面テープを使って被せるように設置して
電動サムターンに変更するという方法を採用しています。
今まで使用していたキーでの解錠も可能ですし、
スマートフォンのアプリから遠隔操作も出来ます。
また専用のリモコンキーを購入すると、リモコンのボタン操作で解錠も可能で便利に使えます。
専用アプリでは位置情報を取得し、自宅に近づくとアプリの操作不要で自動的に解錠される「ハンズフリー解錠機能」もあって便利ですが、
これは「解錠したくない時も解錠される」という意味になりますので、利用する場合は防犯上に少し注意が必要です。
特に独り暮らしの女性の方などは近くに不審者がいないかどうかを常に確認するようにするか、
もしくは機能をオフにしておくべきですね。
外側の鍵はそのまま変わらずなので、利便性を追い求めた製品と言えるでしょう。
取り付けて最初の一回目だけ通信エラーで解錠できませんでした。2回目以降は問題なく解錠できています。
但し、タイミングがちょうどいいときもあれば、少し遅れるときもあったりで少々アバウトな感じ
念の為、リモコンも購入しましたが使ったのは一度だけです。
解錠タイミングが常に同じ様になれば完璧。あとは本体の耐久性がどうなのか?
子供が帰ってきたときに解錠したのを知らせてくれるのはとても便利。
本体が少し大きいので小型化できるといいですね。リモコンの価格は高い1個付属でもいいくらい。
さらなる改良を目指してください。
SAMSUNGスマートロックSHS-1321
価格:14,000円前後
利便性(低い⇔高い):☆☆☆☆
耐久性(低い⇔高い):☆☆☆
導入のハードル(高い⇔低い):☆☆
運用管理の手軽さ(難しい⇔容易):☆☆☆☆☆
対象:一般家庭
おサイフケータイ機能付きスマートフォン:未対応
専用スマートフォンアプリ:なし
自動施錠(オートロック機能):あり
リモコン操作:なし
1ドア2ロック対応:未対応
電池切れの際の解錠操作:外部電源供給
【4年間使っています】
自宅1事務所2キャンピングトレーラー1計4か所につけています。
外扉に2つ付けてます、雨に濡れても3年になりますが今のところ壊れていません。
ナンバーディスプレイの表面が太陽の紫外線で細かいひび割れができてます。表面的なものなので完全に割れているものではなく雨がはいっているわけではありません。
なので今は紫外線保護フィルムはっています。
鍵を持ち歩かなくていいのと、事務所と倉庫は多人数出入りするので重宝しています。
SAMSUNGのこちらの製品は、同価格帯ではイチオシのアイテムです。
Amazonや楽天の購入者レビューでも、レビューの高評価の数が他製品と比較して
1〜2つも星が多いのが確認できるかと思います。
こちらのスマートロックは、補助錠として既存のドアに新規で取付けを行うタイプで、
暗証番号・付属のカード・タグ・小型シールで施解錠操作が可能です。
特筆すべきはその安さで、なんと、14,000円です。
スマートロックとしては安すぎて不安になるレベルではありますが、
スマホでの解錠操作には未対応(スマホ連携なし)のため、
その分で安くなっていると捉えれば、少し安心できるのではないでしょうか。
とはいえ、オプションで小型シールを購入してスマートフォンに貼り付ければ、
実質はスマートフォンで解錠操作しているような利便性を得ることが可能なのは、高ポイントです。
オートロック機能付きで、電池切れの際の非常解錠方法は角型乾電池を本体に接触させて行うタイプになります。
注意点は海外製のため、国内の既存錠との互換性がない点で、
取付にあたってはドアに加工が必要な場合があるということです。
スマートロックで価格の安い補助錠をお探しの方には最適ですが、
設置が容易なのかどうかは、予め確認しておくことをおすすめします。
本製品に関しては、次の記事でも触れています。
まとめ
今回は3万円以下でおすすめのスマートロックを紹介しました。
低価格ですので主に一般家庭の玄関ドア、もしくは間仕切り(室内ドア)などのあまり使用頻度が多くない場所での利用が前提となりますので注意しましょう。
「目的としている機能(カードでの解錠操作など)が使えるのであればあまり多くは求めない」という方には
利便性にも問題ないかと思います。
もし使用頻度の高い場所で使う場合(オフィスなど)や、より高い耐久性、高機能なスマートロックを求めている場合には3万円以下では難しい部分もありますが、
一人暮らしや5人程度の家族で使う場合には適切に設置すれば耐久性の問題もクリアできます。
手軽に、そして安くキーレス化を実現したいという場合には
これら3万円以下のスマートロックでも十分満足できると思いますので、この機会にぜひ検討してみて下さい。
最後になりますが、もう少し費用を出して安心して長く使いたいという方は、3万円以上の製品がオススメです。
次の記事では、「賃貸オーナー向け物件」と題していますが、基本的には自宅ドアも同じ性質なので
参考になるかと思います。
コメント