【スマートロック】オートロック(自動施錠)にする際に注意すべきことは2つ!

スマートロック(電子錠)は暗証番号やICカード、スマートフォンを使って操作できる利便性の高い鍵ですが、

今販売されているスマートロックの中には、さらにオートロック機能というものが備わっているものもあります。

これは自分で鍵の施錠操作を行わなくても、スマートロックが自動的に施錠してくれる機能のことです。

このオートロック機能はとても便利な反面、

よく理解しておかないと思わぬトラブルに見舞われる可能性がありますので、

今回はスマートロックのオートロック機能を使用する際に、知っておくべきトラブルと注意点、

またその対処法について、具体例をあげながら解説していきたいと思います。

目次

オートロック機能の注意点その1:締め出しトラブル 

スマートロックのオートロック機能で一番多いトラブルが、締め出しのトラブル(ロックアウト)です。

これはホテルに宿泊した時に、客室内にキーを置き忘れてしまった状況をイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、

キーを持たずに外出してしまい、気付いた時には自動的にドアが施錠されてしまっているというトラブルです。

スマートロックとホテルの客室の鍵(ホテル錠)は、厳密には鍵の種類が異なりますが、

トラブル発生の状況としては同じです。

締め出しトラブルを防ぐ対処法

この締め出しトラブルを防ぐ方法は2つあります。

まず一つ目は、オートロック機能をオフ(解除)にすることです。

オートロック機能をオフにさえすれば自動的に鍵が施錠されることはありません。

利便性は若干下がりますが、締め出しが心配な方にはおすすめです。

2つ目は、暗証番号でも操作可能なスマートロックを選ぶことです。

暗証番号による解錠操作が未対応のスマートロックの場合は、

ICカードやスマートフォンなどで鍵の操作をしていると思いますが、

もしその2つを室内に置き忘れてしまうと締め出されてしまいます。

しかしもし暗証番号による解錠に対応したスマートロックであれば

手元に何もなくても記憶している暗証番号を、スマートロック本体のテンキーに入力すれば鍵を解錠することが出来ます。

この場合は暗証番号を忘れない限り、締め出しトラブルは100%なくなりますので、

オートロック機能をオフにする必要もなく利便性を高く保てます。

さらにオートロック機能によって鍵の閉め忘れ対策にもなりますので、防犯性も向上します。

《 暗証番号型のスマートロック ▶ 【物件オーナー必見】賃貸物件におすすめのスマートロック5選

オートロック機能の注意点その2:自動で施錠されないトラブル

次に多いトラブルは、

スマートロックのオートロック機能をオンにしているにも関わらず、自動施錠が機能しないトラブルです。

これが起こる原因はスマートロックの故障の可能性もありますが、

最も多いパターンはドアがスムーズにスイングしない(閉じない)ケースです。

スマートロックの種類によっては「ドアが閉まった」ことを検知して自動施錠しているのではなく、

時間を基準に自動施錠をしているものもあります。

具体的に言うと、「鍵の解錠操作が行われて30秒後に施錠操作を行う」といった感じです。

つまり30秒後にドアがしっかり閉じてないと鍵は施錠されません。

低品質なスマートロックの場合ではドアが開いたままなのに

時間が経つとそのまま施錠動作が始まってしまうものもあります。

2つの対策 

これを防ぐ対策は2つあります。

一つは、ドアがスムーズにスイング(開いたり閉じたり)出来るようにしておくことです。

一般的にドアは開けたら自動で閉じていくことが多いです。

これは主にドアの上部に付いている「ドアクローザー」と呼ばれる部品によって行われますが、

このドアクローザーの具合が悪いと、ドアは正常に閉じません。

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ドアクローザーは油圧式で、調整弁がついていますのである程度は調整可能ですが、

もし油が漏れているケースなどは調整出来ず、ドアクローザー本体の交換が必要になりますね。

あとはドアの建付けもチェックして、必要であれば修理することです。

建付けとは簡単に言うと、ドアとそれが収まる「枠」の位置関係がずれていることです。

この場合はドアが閉まりきる前に枠に接触してしまい完全に閉まりきらない状態になってしまいますので

スマートロックの自動施錠も正常に動作しません。

ドアの建付け修理は特別ひどいケースを除き、専門家に修理・調整をお願いすればドアを交換することなく改善します。

2つ目の対策は「ドアが完全に閉じた」ことを検知して、自動施錠を開始するスマートロックを選ぶことです。

この場合はドアの枠に特殊な部品をつけて、ドアが完全に閉じた状態かどうかをスマートロックとの位置関係から判断するシステムですので、

より確実に、そして正常にオートロック機能が動作します。

もしドアが何らかの理由で完全に閉じなかった場合は、エラー音で知らせてくれるスマートロックもありますので

その場合はもっと安心です。

まとめ

今回はスマートロックのオートロック(自動施錠)機能についての注意点をお伝えしました。

便利な反面、締め出しなどのトラブルに直面してしまう可能性もありますので

オートロック機能を使うかどうかはそのリスクを理解した上で、判断するようにしましょう。

ただオートロック機能はとても便利で防犯強化にもなりますので、出来れば利用したいですよね!

その場合はより安心して使えるスマートロックを選ぶ必要がありますので、

購入を検討している場合はそのスマートロックのオートロック機能が

どのようなシステムで動作するのかを、しっかり確認してから選ぶようにしましょう。

玄関におすすめのスマートロックは、こちらでランキング形式にして紹介しています。

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この記事を書いた人

スマートロックが多くて困っております。忖度無く比較してみています。

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