次世代キーとして様々な製品が開発・販売されているスマートロックですが、そのほとんどにはオートロック機能がついています。オートロック機能とは、簡単に言うとドアが閉まると自動的にそれを検知し、施錠してくれる機能のことになります。
今回はそんなオートロック機能がついたスマートロックを導入することで、生活のどんな場面で便利に感じるかというテーマで、その実用性を具体的に紹介したいと思います。
締め忘れがなくなり安全性を確保できる
2019年の警視庁発表の統計によると、侵入犯罪の被害で最も多いケースは「鍵の無締り」、つまりドアの鍵の無施錠が原因となっています。これは戸建て住宅、3階以上の集合住宅問わず「侵入手口全体の45%以上」を占めています。
つまり不正に侵入する犯罪者の半数近くはピッキングなどの不正解錠を行うことなく、「無施錠のドアから簡単に住宅に侵入している」ということになります。
これは防犯上特に注意すべき問題であり、家族の生命や家の財産を守る為には必ず鍵を施錠する必要があることを意味します。しかし実際には施錠が面倒で日常的に無施錠の状態にしていたりで、たまたま鍵を締め忘れるというケースも珍しくありません。
もしスマートロックを導入してオートロックに設定をしておけば、「施錠する手間や締め忘れ」をなくし、この無施錠問題を確実に解決することができ、必要最低限の防犯性を保つことが可能になります。
外出した後に戸締りの心配がなくなる
誰しも一度や二度は外出した後に「ちゃんと戸締りしたかどうか」の心配をしたことがあると思います。もしちゃんと戸締りをしていたとしても自分の目で確認するまではその心配は消えることなく、モヤモヤとした気持ちで過ごすことになります。
スマートロックのオートロック機能であれば、ドアさえ閉めていれば自動的に施錠されますので、外出した後の戸締りの心配からは無縁になります。
ちょっとした時にわざわざ鍵を持たなくても良い
スマートロックの中には暗証番号で解錠操作ができるタイプの製品もあります。この場合は外出する際に「物理的なキー」を持ち歩く必要がなく、暗証番号さえ覚えておけば帰ってきた時に鍵を解錠することができ、完全キーレス化を実現することができます。
この暗証番号タイプとオートロック機能を併用していれば、例えばゴミ捨ての時や近所のコンビニに行く時などのちょっとした外出時にも便利で、わざわざキーを持ち出すことなく手軽に外出でき、その間もしっかり施錠された状態を確保できます。
忙しい主婦の助けにもなる
一人で外出することができるお子様を持つ家庭の場合、そのお子様が学校・塾・友達と遊びに行く時など、外出する度にちゃんと玄関の鍵を施錠をしたかどうか確認する手間があり面倒です。しかしそれを怠ってしまうと実際に鍵を閉め忘れていた場合には無施錠状態になってしまいます。
こんな場合にも、オートロック設定をしたスマートロックであればお子様の鍵の締め忘れの心配が無用になり、さらに従来の小さな鍵をお子様に持たせる必要もなくなり、鍵の紛失のリスクもなくなります。
また抱きかかえることが必要なもっと小さなお子様をお持ちの場合や、たくさんの買い物をした時など、両手がほとんど塞がっている時でも、鍵を手で閉める必要はなくなり生活の利便性が高くなります。
これは帰宅した時に鍵を開ける際にも便利で、各種ICカードやおサイフケータイで解錠出来るタイプのスマートロックなどはカバンから小さなキーを探して鍵穴に差し込む必要がなくなり、ICカードやスマートフォンを「スマートロックにかざす」だけでワンタッチで解錠することができるようになり、鍵の施解錠がとてもスムーズで楽になります。
オフィスの防犯にも便利
スマートロックのオートロック機能は一般家庭の玄関だけではなく、オフィスで利用する際にも便利です。例えば常時施錠する必要のあるオフィス内の部屋があり、かつ従業員の出入りが多い場合はどうしても鍵の締め忘れは起こってしまいます。
この場合にスマートロックを導入し、オートロック設定を行っておけば、従業員に頼ることなく、確実に自動的に施錠されますので、機密情報などが守られます。これは従業員にとっても「鍵を締め忘れると大変」というプレッシャーから解放され、心理的負担を軽減することにもつながります。
まとめ：スマートロックを付けると、「便利・安全」を感じる瞬間が日常的に生まれる
今回はスマートロックを導入してオートロック機能を使うことによる安全性や利便性についてお伝えしました。「鍵を閉める」という行為は、わずかな時間と手間を費やせば誰でも出来ますが、それをスマートロックで自動化することで様々なリスクを減らせるだけでなく、生活の質を向上させることができますのでおすすめです。
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