スマートロックは普段生活をする自宅はもちろん、
毎日出退勤する職場のオフィスや、賃貸向けアパートなど、様々な場面で役立つアイテムですが、
そんな利用用途の1つに「複数のヘルパーさんが自宅に出入りするため設置したい」という声も聞かれます。
ヘルパーさんは家族の面倒を引き受けてくれるとても助かる存在ではありますが
その一方でヘルパーさんも同じ人間ですから、魔が差すこともあるでしょうし、
中にはそういった思考を元々持っている人がいないとも限りません。
ヘルパーさんを受け入れるということは、他人をご自宅の中へ案内する行為でもありますから
完全には防げないまでも、我が家は防犯意識が高いですよ!と思ってもらうためにも
スマートロックくらいの設備は設置しておきたいところです。
しかもヘルパーさんって、意外に結構入れ替わりがあったりしますよね。
いつどのタイミングで、目をつけられるかも分かりません。
それでは一体、高齢者がいる家庭はヘルパーさん等の外来者を
どんな製品を設置すると、安全に自宅へ迎え入れることが出来るのでしょうか?
これから、高齢者世帯に必要な製品の機能と、それらをカバーした厳選の製品を1つ、
紹介していきますね!
認知症患者や高齢者世帯がいる家庭に必要なスマートロックの選び方【6つの機能】
家に高齢者の方がいる家庭は、若い世帯の家庭と比較すると、必要な機能は異なってきます。
特に自分で鍵を開けられる人であればそこまで問題ではありませんが、
寝たきりの場合や体が不自由な方の場合は、どうにかしてヘルパーさんに自身で室内に入ってきて貰う必要があるためです。
そこで、スマートロックが登場するわけです。
このような「キーボックス」を設置して招き入れている家庭もあるかと思いますが、
その場合、いつ鍵を持ち出されても分かりませんし、キーボックスをヘルパーさんが変わるたびに交換するのも面倒ですよね。
スマートロックであれば、ヘルパーさんに鍵を預けることなく、室内に入ってもらえます。
一般的にはスマートロック付きのドアを開けようと思うと、暗証番号で開けるか、カードで開けるか、指紋で開けるか、スマホアプリで開けるか・・・などのような方法になってきますが
ヘルパーさんなどの定期的に訪れる方には、暗証番号、もしくはカードという方法の2択になってくるでしょう。
この2つの方法であれば、どちらでも問題はなさそうに思いますが、
やはり普段はカードキーで入室してもらうのが、暗証番号が複数人に漏れることもなく、一番安全と言えるかもしれません。
また反対に、自宅に認知症患者の方がいる場合も、スマートロックは便利です。
徘徊防止の為、内側からも認証が必要なスマートロックをかけておくことで
深夜や人の目が離れたときの徘徊を防ぐことが出来ます。
オートロック機能
オートロックは体が不自由な方でもわざわざ玄関へ行かずとも、ドアが閉まったことを確認できるので
ヘルパーさんが来るようなご家庭にとっては、絶対に必要な機能といえます。
製品を選ぶ際は、オートロック機能がついていることは最初に確認しておきましょう!
暗証番号機能
暗証番号機能はメインの解錠方法であるかにかかわらず最低限、必要な機能です。
これからカードなどの鍵を渡すことなく入室できる方法も書いていくのですが、万が一ドアが開かなかった場合に
応急措置として暗証番号で入室できると、ヘルパーさんがせっかく来たのに入れないというケースを防ぐことができるからです。
暗証番号に関しては、他の方法で入室できなかった場合に限り、
ヘルパーさんから電話を貰うという形にしておけば、防犯的には十分ではないでしょうか。
ICカード対応
ICカードを鍵として登録できる製品であれば、便利な場面もあると思います。
暗証番号もスマホアプリも「物理的な鍵」ではありませんから、
この機能を搭載している機器であれば、変な話「ヘルパーさんにICカードを渡してしまう」という方法もありますね。
この方法の良いところは、ヘルパーさんが変わるたびに前任者のICカードを解除できるというところと、
鍵も暗証番号も伝えずに入室でき、しかもどのカードで入室したか、その履歴さえも残すことが出来る点です。
自分のカードを使うと履歴が残ると知っていたら、悪いことをしようとはまず考えないでしょう。
リモコン操作機能
リモコン操作ができる機器の場合も、ヘルパーさんに鍵を渡す必要はなくなります。
来宅の時間にインターホンを鳴らしてもらったら、室内にいる人が手元のスイッチを押すことで
ドアが解錠されるという仕組みです。
補助バッテリー搭載機器
高齢者の方は機械製品に対して、あまり理解がない場合がほとんどなので、
電池切れのリスクは最小限に減らしておきたいところです。
補助バッテリーを搭載しているものであれば、万が一電池が切れてしまってもすぐに新しい電池へと切り替わるので
電池が切れてしまってドアが開かないといったことは、ほとんど起こらなくなります。
徘徊防止機能
認知症患者のいる世帯にとって、重要な機能が「徘徊防止機能」です。
室内から出るときも認証が求められるスマートロックがありますので、そういった製品を選びましょう。
その場合、履歴もしっかり残るので、不審な動きは遠くにいても察知できるようになります。
また、ドアの開閉時に音がなる製品などがあれば、それも良いでしょう。
外来者の多い家庭におすすめのスマートロック厳選1つ!
ということで、ヘルパーさんが来宅する場合や認知症患者の徘徊に備えておくべき機能を、一通り挙げてみました。
スマートロックという製品は、今は本当にたくさんの種類がありますので、購入しようとしても悩むと思います。
ですが、あまりに安いものは不安ですし、性能も高くないと困ってしまいます。
そこで今回は当サイトが上記で上げた項目をカバーできる、おすすめの製品を「1つだけ」紹介したいと思います。
それなりに名のしれた製品であり、販売実績も多数。
サポート体制もバッチリなので、そのまま購入しても全く問題のない製品です。
それがエナスピレーション社の「Flassa F7D」です。
エナスピレーション社「EPICシリーズ」 Flassa F7D
スマートロックを探し始めると目にする機会も多いかと思います。
EPICブランドの室内認証機能が付いたタイプです。
室内から認証が出来るので、認知症の方の徘徊対策はバッチリです。
注意点は、室内から開ける際にカードではなく指紋認証もしくは非常キーであけるタイプであること。
スマホで開く合鍵をすぐに作製する事も可能ですし、その鍵をメールで送れるので、
ヘルパーさん自身が鍵を開けることも可能ですね。
別売「Wifiブリッジ」をドア近くに設置すれば、外出時でもスマホアプリを使って暗証番号を発行したり
することも出来ます。
そしてなんと、利用できる日にちや時間まで設定できるなのが、最大の特徴です。
ヘルパーさんが来る時間帯だけ鍵を開けておく。
・・・なんてことが出来るので、これだけでも使い勝手の幅がとても広がりますよね。
存在感あるデザインのため、防犯意識が高いことを周囲にアピール出来ますし、
安心してスマートロック生活をスタートできる1台なのは間違いありません。
ということで、本サイトではヘルパーさんなどの来訪が多い方や
認知症患者対策のために、スマートロックを1つだけおすすめして!
・・・と言われたら「EPIC Flassa F7D」をおすすめしています!
認知症の家族の徘徊防止のために購入しました。
電子錠ははじめて使いましたが、徘徊防止に役立っています。
購入してよかったです。
製品の概要
●Flassa F7D
●対応ドア:開き戸
●対応ドア厚:30~45mm
●バックセット:41~46mm
●ユーザー暗証番号:1種類 4~12桁
●管理者暗証番号:6~12桁
●ユーザーICカード最大登録数:200枚
●対応規格:FelicaR/MIFARER Classic
●接続:無電圧a接点
●Bluetooth:室外機に搭載
●電源:単三電池4本
●非常用電源:9V型角型電池 / 別売り
●本体寸法:室内側 縦186mm×横75×厚58mm
室外側 縦175.5mm×横70mm×厚22.5mm
●ストライク:縦130mm×横29×厚24mm
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